シンプルで奥の深い宇宙の法則『仏陀の教え』③
皆さんは
蝶のサナギの中がどうなっているか
知っていますか?
サナギになる前の青虫と
サナギからでてきた蝶では
全く違う生き物のようにさえ見えます。
その大きな変化が
サナギの中で起こっているんですね。
新しい体に作り変えるため
主に筋肉などは
一度どろどろの状態に溶け
新しい細胞へと作り変わるのだそうです。
『原始仏教と瞑想の講座』を受講している間
私はまさにサナギの状態でした。
受講前の私は
「自分の望みが叶うこと」
「欲しい物が手に入ること」
「希望を叶えてもらうこと」
など、たくさんのものが
『得られる』ことが
【幸せの価値観】でした。
そしてそのほとんどは
外から与えてもらう幸せでした。
相手が自分の希望を叶えてくれたら嬉しい
美味しいものが食べれるって幸せ
そのために
頑張ろう!
努力しよう!
そうしたらきっと幸せになれるのだから。
ところが
仏陀はおっしゃったんですね。
「人生は苦しみの連続である」と・・・。
その時の私には
思い描いていた『幸せ』を
否定され
希望を持つことさえ許されないような
そんなショックを味わいました。
では今の私が感じる幸せとは?
『心が静かであり
穏やかな時間が過ぎていく。』
『愛や優しさ、思いやりといった
繊細な想いを感じられるような
自分であること』
愛や優しさ、思いやりといった
波動はとても繊細で
「欲しい」という強い欲望があるうちは
気づかず
見過ごしてしまうものかも知れません。
瞑想を重ねるにつれ
過去の記憶の中にも
その時には気づかなかった
たくさんの愛があったことに
今更ながら気づき始めました。
『人生は苦しみの連続である』
だからこそ
人は苦しみの原因に気づき
できるだけ減らしていくことで
ほんとうの意味での『幸せ』に
気づくことができるのだ。と言うことを
サナギの中の私は
気づき始め
新しい価値観へと
変容を遂げていったのです。
0コメント